2014/06/24

常識破りの農園 その③ 野菜も人生も

辻さん
「土の中に植えない苗は、当然厳しい状況にあるから
必死に自分で根っこをはって元気に育っていくんです。

野菜作りも子育てと一緒で
甘やかしたらダメですよ。

ある程度の環境を作ってあげれば
あとは野菜の力を信じるんです」

そしたら、

こんなに元気な野菜が沢山育ってくれたんですって!

今では、ソイルブロックを使った栽培で18種類のお野菜を
つくっている辻さんです。

土の中に植えないから


カブだって、地表に出ているんですよ〜

カブは掘り起こすものだと思っていた私の常識が
見事に覆されてしまいました。

さらに、太陽の光を沢山浴びたカブは
生で食べても甘くて美味しい!
皮ごと美味しく頂けます。

食感は、柿みたいでまるでフルーツでした。


そんな常識破りな農業をする辻さん(写真右)ご自身も
常識破りな人生を送る人。

もともとは、農水省をはじめ海外経済協力基金など
世界を股にかけて仕事をしていたエリート。

数々の大きな仕事を手がけてきたものの
エリートとしての暮らしが人生なのかと
日々の生活に
空しさを感じるようになったといいます。

そんなとき、
地下鉄の吊り革広告に書かれていた
「熊本県での農業者募集」を見て
コレだ!と農業の道に入る事を決意した辻さん。

もちろん、紆余曲折あったそうですが
農業を知らないからこそ、常識にとらわれない
自分のやり方で新しい農業を生み出すことになりました。

いまでは、高級レストランやホテルなどから
辻さんの野菜は指名買いされるまでに。

辻さんを動かしたのは「何かを自分の力で生み出したい」
という熱い思い。

辻さんのお話に思わず引き込まれました。

私も実際お野菜を頂きましたが、その瑞々しさと
味の濃さといったら相当なもの、感動の味がするのです。

美味しいものには必ず、理由があるんですね。

辻さんの農業、かっこいいです!


★つじ農園★
http://www.aso.ne.jp/~tsuji-farm/home.htm