2015/04/04

熊本市食肉センターのおはなし① 家畜達に感謝して

土曜日。

今日は熊本市食肉センターの
畜霊祭に行ってきました。

畜霊祭とは
私たち人間のために
お肉になってくれた牛や馬、
豚の霊に感謝をするものです。




私たちの台所に「美味しいお肉」として
やってきてくれた動物たち。

彼らの命をもらって
私たちの毎日の食事は成り立っています。

そして、そんな動物たちの命をいただき
お肉にしてくれる人たちの仕事がなければ
私たちは、焼肉も、ステーキも、すき焼きも
焼き鳥も、豚骨ラーメンだって
食べることはできません。

1938年(昭和13年)に
熊本市営と畜場として開設され

1965年(昭和40年)から
熊本市食肉センターとなったこの場所は
設備の老朽化などのため
今年の年末には閉鎖されます。

きょうは最後の畜霊祭。

沢山の動物たちと
職人さん達に感謝です。


元食肉解体作業員の坂本善喜さん(左)。

絵本「いのちをいただく」のモデルの坂本さん、
去年退職してから、久しぶりの食肉センター訪問です。

(「いのちをいただく」についてはコチラ↓をご覧下さい)


今日は、食肉加工の現場を取材し論文を書いている
熊本大学大学院で学ぶ学生のみさきちゃんも一緒。

みさきちゃんは1年以上
食肉加工の現場をテーマに
取材をしています。

彼女のような若い人が、
このような現場を取材し、発信をするって
素晴らしいと思いませんか?



坂本さんの元同僚の職人さんたち。

皆さんもう40年以上のベテランです。
なんとナイフのみで
と畜から解体まで全てをこなせるプロ!

熟練の技で
綺麗に、無駄なく

動物たちに苦しい思いをさせないように
細心の注意を払いながら
誇りを持ってお仕事をされています。

皆さん、かっこいい!




畜霊祭のあとは、場所を移動し
坂本さんや
現役の職人さん達から
食肉解体現場の色んなお話を聞き
感動の涙でした。

続きはこの後のブログで!