2014/05/03

Beautiful Woman Interview 大学生の子宮頸がん啓発サークル ruban 土屋りえさん

時々開催、
私がとっても素敵だと思う女性にインタビューする
Beautiful Woman Interview

今日は、現役大学生で
子宮頸がんの啓発サークルを作り活動している
土屋りえさんをご紹介します♪

土屋りえさんは、20代から30代に急増している子宮頸がんを
同年代の人たちに知ってもらおうと、

大学の仲間と啓発サークルを作り
講演会や、大学生を対象にしたワークショップに取り組んでいます。


美香「大学生というと、なかなかがんとか病気とかには
興味が持てない年齢だと思いますが
どうして、このような活動をしているんですか?」

土屋「私は今、大学の薬学部で勉強しているんですけど、
大学1年の時に体験実習があり緩和ケア病棟で4日間実習をしたんです。

そのたった4日間で、次々に亡くなる人たちを見て、
がんと言う病気のことを知りたいと思ったのがきっかけです。」

美香「もちろん検診では見つけにくいがんもあるけれど、検診で早期発見していれば、
もっと生きられた方達がいらっしゃると思うと切ないですよね。」

土屋「3年生の時に日本がん予防協会で
学生のサポーターを探していて、教授の勧めもあり、啓発サポーターになりました。
町でがん予防のチラシを配ったりしました。

女の子ばかりのメンバーが30人以上いたので、
テーマを女性の病気である子宮頸がんに決めて、いろいろな事を調べました。

そして、2012年の11月に子宮頸がん啓発サークルruban
(フランス語でリボンの意味)を立ち上げました。」


美香「そこで、若くして子宮頸がんに罹ることの意味を
強烈に感じた出会いがあったんですね」

土屋「そうです。セミナーで聞いたがん患者さんの講演が大きく心に残りました。

23歳で子宮頸がんに罹り、恋や、仕事や、
いろんなものをあきらめなければいけなかった阿南里恵さんの講演を聞き、
結婚や出産など当たり前に来ると思っていた事が、
子宮を失う事で当たり前でなくなるという話に衝撃をうけました。

いま、若い子達はほとんど子宮頸がんについての知識がないけど、
リアリティを感じて一人でも多くの人に子宮頸がんについて、
そして予防について知って欲しいと思って活動しています。」


美香「ある臨床心理士の先生が、
若い子達に物事を伝えるには縦の繋がり(親や教師など)よりも
横の繋がり(友達や仲間など)の方が効力を発するって仰っていました。

りえさんたちのように、
身体を守る意識が高い人の存在はとても大きいと思います。

そして、りえさんは先日、
初めての子宮頸がん検診に足を運んでくれましたね。
(※過日、テレビタミンで放送)
その時はどうでしたか。」

土屋「検診は痛くはなかったけど、
感触は正直、気持ちいいものではありませんでした。

でもすぐ終わったし、
女性の優しい先生が話しかけて下さりながらの検診だったので
緊張はとけました。若い人が検診をするためには
病院側の雰囲気作りも大事だと思います。」

美香「そして、りえさんの検診の放送後、男の子からの反応もあったとか?」

土屋「男の子の友達からLINEが来て、
彼女に検診をすすめたいんだけどどこの病院がオススメ?っ聞かれました。」

美香「パートナーを守る優しい気持ちをもつ男性がいるのは
とっても嬉しいことですね。」



美香「若い人たちに伝えたい事は何ですか?」

土屋「自分の身体は自分でしか守れないということです。

子宮頸がん検診にはとりあえず1年に1回は行って欲しいと思います。
定期的な検診をしておくと安心ですから。

友達には口コミでいろんな情報を伝えたいと思っています。」


薬剤師という夢に向かって勉強をしている土屋りえさんは、
自分で自分の身体を守る大切さを、
これからも個人レベルで伝えていきたいと語ってくれました。

勉強熱心さと優しさで将来沢山の人の健康を守る女性になるでしょう。

★子宮頸がんドキュメント「生命をつなぐために」★
 5月4日(日)午後3時〜KKTで放送

りえさんの初めての検診もお伝えします。