ほぼ毎週末、
父と夕飯をとっています。
超早寝早起きの父とは
生活時間が違うため、
大人になり家を出てからは特に
ゆっくり話すこともなかった私。
最初、二人きりになると
何を話していいのか戸惑いました。
耳が遠くなった父は
私が何か言うたびに
「は！？」「なんて！？」
「聞こえん！」
と、ろくに会話も成立せず。
父宛に届いた色々な書類も
「任せたぞ！書いとってくれ！」と
命令口調。
正直、
イラっとすることもあり。笑。
でも、よく考えたら
子どもの頃から社会人になるまで
ずっと、煩わしい手続きや
大切な書類はいつも父が
綺麗な文字で
書いてくれていたんだった。
そうだった、親に
色々やってもらったから
今の私がいるのだと当たり前の事を
思い出す始末です。ハイ。
今はようやく、耳の遠い父と
話すコツを覚え、
大人同士としていろんな話が
出来るようになり（遅！）、
父の持つバイタリティや
人としての誠実さ、
まっすぐな所など、
日々発見しています。
週に何度も母のお墓に行き、
掃除をし綺麗な花を供える父。
いつも好きな人からお花をもらえて
幸せな母だなぁと思います。
先日、
「お父さん、彼女でも作って
毎日楽しめばいいのに。」
と言ったら
「バカんこつ言うな！」
と思いっきり
叱られてしまいました。
いやいや、冗談じゃなくて
本気で言っているのだよ、お父さん。
お父さんが幸せな方が
お母さんも嬉しいはずだよ
と言いたかったけど、我慢ガマン。笑。
いつも母の思い出話をし、
最近やたらと大きな声で笑う父が
強がっているのではないかと
時々心配になりますが
これから先も、
健康で過ごしてほしいと思います。