2017/03/20

「管理」から「愛護」へ

熊本県の蒲島知事が
この4月から、
熊本県動物管理センターの名称を
熊本県動物愛護センターに
変えることを発表しました。

熊本地震後、
被災ペットの受け入れを
特例的に行なっていましたが、

もともと、
人に見放され各保健所に集められた
犬や猫たちが殺処分される

〝最期の場所〟

として存在していた管理センター。

今後は、名前が変わるだけでなく、
熊本市の愛護センターや
ボランティアさんたちの声を
聞きながら

センターの人員を増やしたり
譲渡に向けて施設を充実させたりと
内容も変わる予定だそうです。

動物を
「管理する」のではなく
「愛護する」
考え方を持つ施設に変わっていきます。


これは以前、殺処分が行われた時の
管理センターの写真です。

この日、
センターの若い女性職員さんが、
泣きながら
犬たちに最期の食事を与えていたのが今でも忘れられません。


これからは、
「新しい飼い主さんの元へ行く」
いう選択肢が
残されることになる
保護犬、保護猫たち。

これまで、職員さんや
沢山のボランティアさん達が
頑張ってこられたことが、
もっと形になっていくのが
素直に嬉しいです。

ただ、
行政やボランティアさんたちが
どんなに頑張っても、
センターに入ってくる
犬や猫の数が減らなければ
殺処分ゼロは、まだ遠い話。

これから求められるのは
飼い主や、
動物を取り巻く人達の
覚悟なのでしょう。

安易に「命」である動物を飼わない。
飼わせない。

飼っている人は動物の習性を知り、
動物の最期に責任を持つことなど

私たちの意識が
一番変わることが求められています。



私も愛犬ロディの命を
預かるものとして、
気を引き締めます!