2015/05/30

大好きな彼女のこと

今日、大好きな友達を
天国へお見送りしてきました。

わたしは
彼女が子宮頸がんに罹ってから
仲良くなりました。

たまたまテレビタミンの
「シリーズ子宮頸がん」
を見てくれていた彼女が
わたしに
連絡をくれたのがきっかけです。

それからわたしたちは
色んな話をして

「元気になったら一緒に
子宮頸がんの啓発活動を
しようね」

と約束していました。

彼女はとても綺麗な人で
沢山の女性達の
憧れの存在でした。

だから本人は
闘病中の姿を人に見せることに
戸惑いをもっていましたが

病室での
あどけない表情が可愛くて、
わたしは
見とれることもしばしばでした。


このコは、彼女の愛犬です。

闘病中の彼女が
「癒しを与えてくれるんだよ」って
写真を送ってくれました。

彼女は病気になって、
沢山のことを話してくれました。

がんの痛み、
余命を宣告されたときの恐怖、
大好きな旦那さんへの想い・・・

病に臥しながらも

「がんで苦しんでいる人に
怖かったね、きつかったね
って抱きしめてあげたい」

と言っていた
優しい彼女の言葉が忘れられません。


彼女手作りのお人形達。
手先が器用で、絵を描くことも、
お料理も、とっても上手だったそうです。

わたしが最後に会ったのは
ちょうど2週間前。

ホスピスにお見舞いにいった時です。

ものが食べられなくなった身体は
とても痩せていて
わたしが持っていったお守りの袋も
自分ではあけられない状態でした。

でも、とぎれとぎれに
話をしてくれて
にっこり笑って
細い手で、わたしを
抱きしめてくれました。

「また会いにくるからね」

って約束したから
先週会いにいきました。

だけど
そのときは彼女の調子が悪くて
会うことが出来ませんでした。

そして今日
また会いにいくつもりでした。

「眠るように逝けたらいいな」

と言っていた彼女は
本当に眠るように
旅立っていったそうです。

棺の中の彼女は、
沢山のお花に囲まれて、
ほんとにほんとに綺麗でした。

こんなにも若くて、
美しい女性を
奪ってしまう子宮頸がん。

もうこれ以上
彼女のような想いをする人が
増えて欲しくありません。

女性の皆さん、どうか検診を。

男性の皆さん、女性特有のがんの事
知ってください。

ずっと痛くて、
苦しい想いをしてきた彼女が

いまは
苦しみから解き放たれて
安らかに眠っていることを
信じたいです。