2013/08/31

子宮頸がんの勉強会を開きました。

KKT社内である勉強会をしました。

集まってくれたのは熊本県内の大学に通う女の子達。
番組でお送りしている子宮頸がんシリーズの取材も兼ねての勉強会です。

最近、20代〜30代の若い女性を中心に子宮頸がんにかかる人が増えています。

日本では年間50万人が罹患し世界では2分に1人が命を落としている子宮頸がん。

初期で見つかれば簡単な治療で治りますが、発見が遅れると、
女性にとって大事な子宮だけでなく命を落とす危険性のある怖い病気です。

欧米では8割以上の人が受けている定期的な検診。

残念ながら日本での検診率は3割以下と低く、一部の資料によると
20代女性の検診率は18%!自分の事とはなかなか捉えにくいようです。


講師は、熊本大学付属病院産婦人科医の田代先生でした。

子宮頸がんは子宮の入口に出来ます。

その多くの原因は
性交渉でヒトパピローマウイルス(HPV)に感染すること。

実はこのウイルス、性交渉を経験した女性であれば
約8割が生涯に一度は感染すると言われているほどありふれたものです。

そしてこのウイルスに感染した一部の人ががんを発症します。

誰もがかかる可能性のあるがんなのです。

そして初期症状はほとんどありません。
身体に不調が出た時は進行している場合が多いそうです。

田代医師は「女性である限り、ほぼ避けて通る事は出来ないHPV感染。
でも、正しい知識をもって定期的な検診を受ければ
自分の身体を自分で守る事が出来るのです。
検診はすぐ終わります。勇気を出して検診をして欲しいですね」と話していました。
勉強会に参加してくれた女の子たち。

勉強会後はみんな「必ず検診に行きます!」「友達ともっと自分たちの身体について話せる環境作りをしたい」「友達から友達へ、正しい知識を伝えていきたい」などと言ってくれました。

みんなありがとう!これからも取材を続けます。